Spoonshipでは、世界中の様々なスプーンを取扱う、
スプーン専門オンラインショップを立ち上げようと考えています。
古いもの、新しいもの、ゆるいもの、カッコイイもの・・・。
わたしたちが選ぶおすすめのスプーンをみなさんへ。
前回までお送りした手続き関係と平行して、スプーン専門オンラインショップを立ち上げようと考えています。
古いもの、新しいもの、ゆるいもの、カッコイイもの・・・。
わたしたちが選ぶおすすめのスプーンをみなさんへ。
商品の仕入れについても、少しずつ準備を進めます。
仕入れ。
わたしたちのような一般人はふつう、仕入れません。
仕入れのノウハウなんて全然知らないわけです。
同じ「買う」という行為なのだけど、
自分のスプーンを買ってくるのと、
売って利益を出すために商品を買うのは、
もう全く別物です。
何を、どこで、どうやって、いくらで仕入れればいいの?
わからないことだらけで、
子供のように純粋な目になったわたしたちは、
まずはその道のプロにお願いして力を借りることにしました。
伺ったのはおつきあいのある食器屋さん。
主に卸販売をしていらっしゃる、専門家の皆さんです。
事前に「ショップオープンに向けて仕入れをしたい」と説明しておいたところ、
担当者さんが倉庫からわたしたちが喜びそうな少し古めのスプーンを用意しておいてくれました。
在庫が数本しか無いものや、
(スプーンの卸売りは基本的に1ダース12本単位)
表面のくすんだものなどが中心ですが、
なかなかいいものがある!心躍ります。

「他にも倉庫にいろいろあるんですけど、見ますか?」と担当者さん。
もちろんです!見まくります!
ということで倉庫へ。
こちらにもカトラリーが沢山積まれていました。
さまざまなかたち、素材、ブランドのスプーンたち。
1ダースずつ箱に入って保管されているのですが、
これをひとつずつ開けていくのが、とても楽しい。
掘り出し物が入っているんじゃないかとワクワクします。
大人の宝探しですね。
ここで社長さんも登場。
仕入れの方法やスプーン界のことまで、
いろいろお話聞かせていただきました。
例えば面白い話があって、スプーンの箱にブランド名が書いてあるんですね、
そのうちのひとつ「Lucky Wood」を見て「これはデパートなんかでも売られる高級品なんですよ」という解説をしてくれたりするわけです。ラッキーウッドがスプーン界で一目置かれる強力ブランドだってこと、一般人は絶対知らない話ですよね。これからラッキーウッドのスプーンを見かけたら「おっ、ラッキーウッドか、やるな」と思うことでしょう。

ひととおり倉庫の品物を見せていただいた後は、
再度先ほどのプーン達のもとへ戻り、作戦会議。
ここで担当者さんと社長さんとの協議の結果、
とてもよい条件でスプーン達を仕入れることができました!やった!スプーンシップ初仕入れです!
かわいいもの、質のよいものがいろいろ手に入りました。いきなり成果出しちゃったぜ。
社長さん、担当者さん、ありがとうございました。

実際に仕入れをしてみると「倉庫で何年・何十年も眠っていたスプーン達を、皆さんのもとへお届けできる楽しさよ!その日が早く来てほしい」という思いが強くなった気がします。
これ、スプーン屋になるための心の変化でしょうか。
なるほどこうやって開店への道を、私たちは少しずつ歩んでいくのかもしれません。
つづく
文・写真:荻原貴男